夏のトレーニング期間 〜パイセンの筋トレ恫喝物語:スクワット1000回を添えて〜

気がつけば早いもので、もう9月。
ところによっては外岩シーズンに入り始め、あれが登れた、これが登れたという報告がたくさん目につく様になる時期がやってきている。
外での成果、これまでやてきたことを爆発させるということに関しては、個人的にはまだ先のことになる様に思う。

今年の夏は、数年に一度の周期で週末が大体雨でダメになるという年で、
外の予定も大体ことごとくダメになる割合が多かった。
かなり始めのうちからそういうふうに予想できたし、基本ジムでしかトレーニングしないということにもしていた。
また、この記事で言った通り、この1年の過ごし方が大きな転機となる気はしたので、次回のシーズンまでにやれることはやりまくろうと思い励んだ。
しかし、盆休み前から仕事の疲労により体調がおかしく、熱中症となり、それから体力が低下、夏バテが続き、ジムに行ってもうまく登れている気がしない、登れないという状況だった。
ここ1週間くらいで、やっとモチベーションと、疲れが取れてきた。
疲れすぎていて、座る姿勢がおかしくなっており、制御できないほどだった。

一区切りついた気もするので、この夏取り組んだことを記念に書いていこうと思う。
効果に関しては、何が効果あったとかはよくわかっていない。

筋力トレーニングの発端
6月にロックビーンズへ遠征に行った時、この夏のトレーニングについての話が出た。
室岡さんから僕は体幹周りを、パイセンKeyさんは懸垂をするというのが提案され、
「なんなら2人で一緒にやったらいいよ」
なんて言われた。ちなみに体幹レーニングは一歳やっていない。

〜この夏したことお品書き〜
・なんちゃってアニマルフロー
・つられ懸垂と加重懸垂
・スクワット(1000回)
・レンタルシューズで登る


アニマルフロー
5月末の部活道@グラニットで室岡さんに、「ずっとスクワットやってます、ウォームに100回やるときもあります。」等伝えたら、
「スクワットはもういいや!アニマルフローやって!」と動画を見せられた。それが以下の動画である。

なんちゃってと書いたのは、後に正式なアニマルフローと比べると、やり方が違い、
紹介されている動作も公式のものとほとんど違うことが発覚したためだ。
ただし、これはこれできついので、ウォームアップにやっている。
2ヶ月くらいすると、頭から終わりまで、上級レベルの動きも一部交えて、休憩入れずにできる様になった。
効果としては、クラブリーチの股関節、下腹部の使い方が、完全適用される課題があり、
役に立ったくらい。
あと多分だけど、体幹レーニングにもある程度なっていると思われる。
最初始めた時は、ゲロ吐きそうになるくらいしんどかった。

色々やるうちに、これをやるのが楽しくなり、アニマルフロー資格者の動画を見たりしていたら
「めちゃくちゃかっこいい!自分もこういうふうにやりたい!」と思い、
ついには有資格者にレッスンを受けに行くことにした。
こっちはまだ1回しか行けていないが、基本姿勢と動作が難しくてできない。
まずここができないと次のステップに行けないらしいので頑張る。
↓なぜこの人の動画がもっと上に来ないのかと思ったくらいである。



体験レッスン3回で9900円とられるという。いまだに1回行った後、残りの2回を受けていない。
初回受けた際に、首を痛めた。そのせいで、鍼灸送りとなり、思う様に登れなくなった。
「また怪我をしたら元も子もない、2度と行きたくない」と思い、行っていない。
また「上半身と下半身の連動性と体幹を鍛えたい」と伝えたが、感覚的になんか違うという印象しかなかった。大体そういうときは間違ってないので、辞めた。
アニマルフローの方がよっぽど効果がある様に思えた。

2021年末にプライベートレッスンを受けに行った際に、
室岡さんに「ピラティスとかいいかもしれないね」と言われた事による。
以前にも聞いたことがあったが、「ピラティアとピラティス似てんなぁ」とコストコで見たピラティアの冷凍を見ながら思ったことがあるくらいで、何者か知らなかった。
受けてみると効果絶大だった。
体の使い方、感覚、動作の矯正、体幹トレ、まさにこれが今の自分が探し求めていた最適解で、
必要なものであった。
初回のレッスンで、ダボっとしたゆるいパンツを履いていたので、足の膝の向き頭はっきりわかっていない状態にもかかわらず、先生から色々と身体に関して教えてもらった。
驚愕の事実は「膝が内側に入っておりニーインの状態になっている。」だった。
末端、特に足先の使い方が変わった。
登りの中でできていなかった、基礎練八か条の「靴を曲げる」に該当することが、感覚的にいまできてるとわかる様になったし、足が残りやすくなっており、2回のレッスンで明らかに変化が出た。
日常動作の見直し、修正もできるため、こっちも通い続ける。
汗まみれのスネ毛を触ることになる先生に大変申し訳ないので、足の毛を全剃りした。

つられ懸垂と加重懸垂
これはある種のいじめに近い(笑)
「今日も懸垂やりました」という文面と共に満面の笑顔のチップとデールが送られてくる。
基礎練パイセンから。
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僕は懸垂やる必要まだないって言われているのに、どうしても懸垂させたいらしい。
実際は6/5から道連れ懸垂が開始した。初回は15回しかできなかったし、それ以上やるっつもりはなかった。
日を追うごとに、回数はエスカレート。やるしかない・・・・。
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↓それから頻度が増える
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人間その気になればできる様になるもので、開始から11日目には、人生初めての懸垂100回越え。
もしかしたらウェイトトレーニー時代にやってるかもしれないが、無加重で短時間で100回したの初、ハングボードで。
8月中になると疲れてサボる日もあったり、レストの日もあるので、やっていない日も当然ある。
途中加重懸垂が始まったのもあり、回数よりも重量重視になっていた。

スクワット(1000回)
パイセンから釣られて上半身だけ鍛えるのも良くないので、スクワットを意図的に継続。
今もニーイン対策で適度にやる様にはしているが、最盛期よりは少ない。
1,000回やるつもりは全くなかったのだが、パイセンのフリによるものでもある。

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もうやるしかないなと。

翌朝まず宿題分を終わらせ、夜ジムに行って実施。
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途中から気分は刃牙の花山薫に。
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からのギブアップ。
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超絶久しぶりに筋肉痛になり、歩行困難になった。
1000回腕立てや腹筋を学生時代にやったってよく聞いたが、実践したのは初めて。
達成感はすごいが、回数重視なので質は悪い。根性は身に付くなと。
スクワットは通常の方法とヒップヒンジと呼ばれる方法を色々と実施しているが、
ヒップヒンジによる影響で骨盤が通常の姿勢で傾いていると指摘された。
適度にこれからも実施する。

レンタルシューズで登る
これは部活道でお薦めされた方法だったからというのもあるが、
基礎練用に購入したアップモックUS10がきついと感じる様になり、練習も長時間できないため、マイレンタルシューズを購入し、レンタルシューズで登る様にしている。
気分転換に外、リードジム(コウォール、エッジアンドソファ)に行ったときも基本的にレンタルシューズを使用した。
きついとやはり靴を曲げる行為がしづらいということもあり、基礎練の1つのため、そこに関して重点的に修正をかける必要もあったので、レンタルシューズで執拗にのぼっている。
身体の性能を使って踏む、押さえるという動作の感覚がかなり変わった。
無論これはずっと継続していく。


かなり長くなってしまったが、クライミングの為に、ここまで色々とやった期間はこれまでなかっただろう。
6月に行ったロックビーンズから何か変化があるのか?
その見極めとして今週末遠征に行ってきます。
また、このトレーニング期間中に感覚が変わり始めたこと、気づきが発生したこともあります。
そして、おそらく基礎練の中の転換期が来ており、基礎で身につけたことのちょっとした応用、
引き出しを増やす必要性が徐々に出てきていると感じる瞬間が多くなった。
それらを踏まえて、先生に会いに行ってこようと思います。