ヨセミテ国立公園(2019.9.7-9.16) 準備編(前編)

コロナで暇なので、みんなやってる過去シリーズなるものをブログでやってみようと思う。
SNSではさらっと投稿しそれ以降終わっているが、今回は突っ込んで書いてみようと思う。
まずはヨセミテに行くとなってから準備したものや、トレーニングについて改めて記載する。
今後ヨセミテにクライミングに行きたい人にとって良い情報になればと思う。
「旅行をする」となると色々手続きがありますね。
多分ここが一番ヨセミテ行きを難しくさせているというか複雑にさせているポイントだと個人的には思います。実際一番頭を使いました。

記事前半には旅行の手続き等について、後半にはトレーニングについて書こうと思います。

早速、旅行の手続き等です。
大まかな流れとしては
①日程、行動予定の決定
②航空券の購入
③レンタカー、ホテル、キャンプ場、海外Wifi予約
の3つに別れ、ヨセミテにおいては結構気をつけなければならないことが多いと思う。

突然ですが、皆さんはヨセミテ国立公園がどこのことを指しているかご存知でしょうか?

事前によく知っておいた方が良いことはヨセミテ国立公園のその大きさです。
ヨセミテ国立公園El Capitan、ハーフドーム
という構図が一般的によく浸透しているおかげで、そこの周辺のみがヨセミテだと思われがちですが、
実際は下記の画像通りです。
yosemitenp.jpg
El Capitanが位置するあたりがヨセミテバレーと呼ばれるメインのエリアになります。
写真でよく見るYosemite National Parkの看板↓からヨセミテバレーまでさらに1時間近くかかります。
IMG_1553.jpg


またこのバレーには小学校、消防所といった公的機関があることからお分りいただける通り
普通に人が住んでいる地域です。
実際に観光中に民家の横を通るトレイルがあり、”居住者以外立ち入り禁止”とあります。


①日程、行動予定について
いつ行くかは基本的に誰でも決めれるが、後者の行動予定については少々頭を悩ませる部分である。
考慮しなければならないポイントとして
A. 米国内空港到着後〜ヨセミテ国立公園まで
B. ヨセミテ到着後
C. キャンプ4の抽選システム(ハイシーズンのみ適用、2020年は不明)
D. ヨセミテから空港までの戻り
以上の4つ。
これから紹介するものは私が実際に行動した時のものであるが、一概にどの行動パターンが良いか等は人によりけりなので、1つのケースとして参考にしてもらえばと思う。

A. 米国内空港到着後〜ヨセミテ国立公園まで
これに関しては人によると思うが、米国到着後に一気にヨセミテまで車で入園するか、
どこかで寄り道しながら道中で食料等を準備して行くかによってかかる時間がかなり変わってくる。

私たち(2人)はヨセミテバレー内のスーパーでは物価が高い(平均1.5ドルくらいから値段が違った)のを事前に調べていたため、途中の大きめの市街地である程度の物資は調達した。
また、長時間のフライト後の運転でもあったため、ヨセミテから1時間半くらいの距離のところにAirBnbで宿を借り一泊。到着翌日にヨセミテ入りした。

B. ヨセミテ到着後
到着してからすることは食料の調達、観光、経路の確認等多岐に渡る。
私たちは到着してからしばらく観光し、スーパーの位置を確かめるために一度立ち寄ったり、
各クライミングスポットがどこにあるか等の把握をした。
到着後すぐ登りたい人は、どこの岩を登るかを決めておき、何時くらいに撤収し、テン場に行くか等を
決めておいた方がスムーズに事が進むと思う。
スーパーの閉店時間も確認しておいてください。たしか21時までだったと思います。

C. キャンプ4の抽選システム(その他のキャンプ場について)
上記のテン場に何時に行くか等に関連する事項になります。
ローシーズン、ハイシーズンによってみんな大好き超有名格安テン場キャンプ4の申し込み方法が変わってきます。
ローシーズンであれば昔の通り先着順みたいですが、僕らが行ったハイシーズン、2019年から
抽選の方法が取られていました。このシステムにした理由と背景から、おそらく以降も継続と思われます(要チェック)
キャンプ4の 予約はインターネットから申し込みで、宿泊したい前日深夜から夕方4時までに抽選申し込みを済ませる必要があります。またネット環境の関係で行動の制限がかかってきます。

また他のキャンプ場については、事前に予約が可能です。
デメリットとしては
・一区画につき25ドル/一泊みたいな感じで2人だと若干高い
・メインのバレー(ヨセミテバレーのこと)から40~60分かかる
メリットは
・四六時中直火で焚き火OK
・朽ち果てた木、枯葉等が大量にあるため、木材に困る事がない。
・キャンプ4と違い区画が広い

D. ヨセミテから空港までの戻り
どれくらい登って何時に帰るか、空港に何時につくか等です。
多分ここは一番簡単なので、詳細に書かなくても良いかと思います。


②航空券の購入
鉄は熱いうちに打て!ではないですが、早ければ早いほど安く済むので、
早く購入することをお勧めします。ハイシーズンだと日本⇄米国往復で20万円くらいかかったりしますが、早く購入してしまえば12~14万くらいですみます。
また祝日や土日出発/到着等にすると金額が2~4万上乗せになってたりするので、日付を少しずらすのも試した方が良い。

私の場合は全便ANA
中部空港から成田乗り継ぎ、成田からサンフランシスコ直行便で行きました。
理由は
・飛行時間が短い(乗り換え含め10時間くらい)
・昼に出発して、サンフランシスコには9時半くらいにつき、その後の行動が立てやすい・行動しやすい

格安チケットもありますが、早期購入が可能であればANAJAL、米国主要国際路線会社のHPから直接予約購入した方が結果的に安くすんだりします。
SkyscannerやExpedia等は値段の比較に使用するか、もっと安い行き方を調べたりする際に使用するに留めた方が良いと思います。これは不足の自体に備えた場合のためですが、国際線乗り慣れてるよという人は上記サイトから購入でも良いかもしれません。
(僕は手数料結構取られるなと感じたのでANAで購入しました。)

・行くと決定したら即座に日程と期間の目星をつける。
・目星をつけている期間で航空券を見つける
・時間を節約したい、Time is Money!!というひとは直行便
・金がないが時間はかけてもいい人は韓国、中国経由もあり。フライト時間が13時間とかになりますが…。
(僕は機内で全く寝れない、長時間でケツが痛くなるので絶対選びません。その後の行動も考えると)

③レンタカー、ホテル、キャンプ場、海外WiFi予約
これはもうすでに最初の方に記載していますが、自分たちがしたい行動に合わせて
適宜ホテル、キャンプ場の予約を日本で必ずしてください。
レンタカーについても同じで、日本で可能です。

A. レンタカー
これはどこの会社で借りても一緒です。
何度か米国で都度異なる会社から車を借りましたが、大手であればどこも一緒。
よくレビューを見ると低評価がついていたりしますが、
ぶっちゃけ安いところで且つ借りたい車種があるところで問題ありません。

ナビについては借りなくても大丈夫です。
(ちなみにアメリカで借りれるナビは日本のものと違いか結構ちゃっちいです。お金の無駄です。)
出発前にグーグルマップのオフラインマップというのをダウンロードし使用することでナビはそれで解決します。これは海外SIMがなくてもWiFiがなくてもスマホ内にあるGPSが稼働していれば、ナビできるものです。出発前に必ず設定しておきましょう

B. ホテル、キャンプ場予約
ヨセミテ国立公園内のキャンプ場予約は下記のURLから可能です。
英語がちょっとできる人、ホテル予約慣れしている人、ネットに強い人であれば色々押せば分かるはずなので詳しくは説明しません。
またマップ等も乗っているので場所の把握にも便利です。
米国に到着した当日ヨセミテ入りで止まる場合は、どこかのキャンプ場か、カリービレッジが候補として挙げられます。

C. 海外用WiFiと携帯について
もちろん日本で借りていきました。出発する空港で借りればいいと思います。
またちょうどいいので、携帯についてですが、現地でプリペイド式のSimカードが売ってます。
緊急時用で私はこれを購入するつもりでしたが、途中寄ったウォルマートで停電にあい、購入できませんでした。結果としてはSimなくてもOKです。
あと結局ヨセミテ内でWifi、携帯が繋がる場所が限られるので、ぶっちゃけ携帯はなくてもOK。
 WiFiは絶対持って行った方がいいです。道中色々調べたりすることが何かと多いため。
私たちが行って実際にWifiの電波が入ったのは
・バレー内のスーパー付近
・キャンプ4付近
ヨセミテロワーフォールへのトレイルの入り口前にある駐車場
Wifiを使用し、これらの場所からヨセミテ2日目、3日目に抽選申し込みを行いました。
WiFiがなければ大変な思いをしたことでしょう。

まずはここで一旦閉めようと思います。
この準備だけでも大変ですね。